PARK DAIKANYAMAがあるこの場所は、かつて田名部館(城)が築かれた場所であり、その後も江戸時代の盛岡藩(南部藩)のころに田名部代官所が置かれた場所でもあります。その後も、学校や図書館として多くの人に利用され、昭和59年4月に近隣住民の憩いの名として代官山公園が開設されました。公園内には樹齢300年と言われる高野槇が現在もシンボルツリーとして公園を見守っています。また恐山へ続く街道の入り口に位置し、かつて下北の産業・経済・文化の中心として繁栄した田名部地区が公園を中心に広がっています。そんな歴史と田名部地区の文化が色濃く残る代官山公園ですが、周辺地域の経済の衰退化から、歴史価値を含む代官山公園自体の存在が希薄になっている現状にあります。このような現状を含む田名部地区全体の賑わいを取り戻すための一歩として、私たちは「Park-PFI」という制度を活用しPARK DAIKANYAMAという事業を行うことになりました。